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  百合・シーズン(ゆりしーずぅ?)               10

  於●しもきた空間リバティ 
  時●2004年7月23日(金)〜27日(火)

  自らの身は、自らで守れ!だって街には七人の敵がいるんだもん!
  敵だらけの街に慄きながら、今日も仕事に出掛けた男は、
  しかし安穏とした家庭で、妻が不義密通を犯しているのではないか
  という不安(はくちゅうむ)を抱く!果たして妻は不貞を働いているのか?
  そして男は敵の手をかいくぐり無事家に帰りつくことができるのか!?
  ホメロス「オデュッセイア」、ジョイス「ユリシーズ」
  はたまた日本の「百合若伝説」を大胆に誤読!
  阿佐ケ谷南南京小僧がが贈る、男女の悲哀の一大叙事詩!!

  チラシ。
すごろくです。上がりはありません。
 舞台写真
幕開き。
花田家の朝。
花田有理(平家和典)と
その妻・萌(ヨネクラカオリ)
「何時に帰ってくるの、今日?」
「いつもどおりかな」
「7時くらい?」
「どうして?」
「それ以前には帰らないわよね?」
「え、なんでよ?」
「帰らなければ、いいの」
「何それ?」
 舞台写真
もしや、他の男と?
気になる有理。
いつのまにか巨大なゴミ袋の中に。
「あなた、おかえりなさい」
「え???」
 舞台写真
16:50
終業間際のオフィス。
しかし無断で遅刻の花田有理はまだ来ない。
このまま無断欠勤になってしまうのか?

 舞台写真
有理が来ないので
主任の海江田(右/久保田勇一)は
機嫌が悪い。
山本(左/中山恒輔)にからむ。
 舞台写真
川口(左/鶴岡誠)にもからむ。
 舞台写真
土井(右/雅憐)にもからむ。
男ばっかりだなぁ。
 舞台写真
と、そこへ掃除のおばちゃん。
(右/伊藤昌子)
そのゴミのカートの中から有理登場。
「お、遅れました−!」
 舞台写真
首になりかける有理は
社長(右/飯野邦彦)へ直訴する。
秘書の女川(左/勝目知里)
「遅刻した理由を聞いて下さい!」
「だから聞いた上で処分すると
 言っているではないか」
「聞いた上で、
 お考えを変えていただけますか?」
「それも、しかるべき過程次第!」
 舞台写真
始まる有理の遅刻の言い訳。
捨て忘れたゴミ袋を持ったまま
電車に乗ってしまう。
「臭い」
「臭い」
「臭い」
「臭い」
「ゴミ人間」
「・・・・・・」
 舞台写真
中吊り広告は人妻不貞の記事ばかり。
「まさか、・・・・ね」
 舞台写真
満員電車の中でスリに間違われたり
痴漢に間違われたり。
そこへ救いの手が!
「お待ちなさい!」
「誰だ?」
「痴漢えん罪から、市民を守る正義の元教授、
 その名は」
「その名は?」
「植草元教授だ!」
「変態だ!インテリの変態だ!」
 舞台写真
しかしやっぱり盗撮マニア。
人妻を激写。
「見て見て見て〜!」
「7時以前には戻ってこないようにね。」
「萌!?」
 舞台写真
電車から飛び下りた有理が気付くと
女医が彼を引き止める。
「さ、お薬、飲みましょうねぇ〜、
 連続銀行強盗犯ちゃん」
「ええ!?」
 舞台写真
静観していた同僚達も
どんどん話に入って来る。
「俺たちがもっと盛り上げますぜ!」
 舞台写真
「あ、ずるい!行くよ、パトラッシュ!」
「え、私?ばうばう!」
雲間(右/横岳由起子)も
掃除婦を引連れ参入。
 舞台写真
火野(田中智保)は
チャイナ服で歌いながら登場。
上海の歌姫、らしい。
 舞台写真
その上海の歌姫の愛人、
ユンピョウ。(雅憐)
「判った判った、僕が悪かったよ」
 舞台写真
日陰(中川由美子)は上海の娘。
パパの愛を一人占めしようとする。
 舞台写真
女の争いに巻き込まれる有理と
自ら飛び込む海江田。
「僕の話は
 どこ行っちゃったんでしょうか?」
 舞台写真
再度、遅刻の言い訳を始めようとするが
気付けばまたどこにいるのか・・・。
 舞台写真
「あんた、
 ゴミの捨て方もわかんないの!?」
主婦連に囲まれる。
 舞台写真
ゴミの中からお札が溢れ出してくる。
「どうして・・・」
 舞台写真
「また散らかして−!」
掃除婦ガラスに襲われた有理は
主婦の家にかくまわれる。
 舞台写真
主婦の夫が女を連れて帰ってくる。
「ゴミ、捨てなかったの?」
「これ、お金」
「あ、そう」
 舞台写真
会社にも行けない、家にも帰れない。
疲れ果てた有理の前に妻の姿が浮かぶ。
「どうしたの?」
「色々あり過ぎてわからない」
 舞台写真
家へ、萌の元へ帰ろうとするが
今度は海原が広がる。
「迷うな。迷わず選べ。
 『また』のない行き先を!!!」
 舞台写真
「萌っていうんだ」
「奥さんの名前?」
「萌にもえもえだね」
「淫乱なのね」
「大人のおもちゃだね」
「淫乱・オブ・ジョイ・トイだね」
「黙れ!!!!」
ポセイドンの二つの目。
影ばかりしか映らない。
 舞台写真
「萌を返して下さい」
「家に戻ってまで見たかったのかね」
「これで『全て』を断ち切る!」
「これは、君が求めていた
 『全て』なのではないのかな?」
 舞台写真
「俺が萌を守る!」
 舞台写真
長い言い訳はやっと終り、大団円。
「みんなで掃除片付けて
 飲みに行かない?」
「ええ〜、いいんですかぁ〜」
 舞台写真
「僕、妻が待ってるんで帰ります」
「奥さんいるじゃないか」
「え?」
「ほら、ここに!」
「ええ!?」
 舞台写真
気付くと終業時間。
皆帰り、ひとり。
「残業ばっかりして、あんた、
 日中仕事ちゃんとしてるの?」
「・・・ご心配なく」
「あたしが心配してるのはね、
 あんた結婚してるんだろう?」
「・・・一応」
「さっさと帰って一緒に飯でも食いやがれ」
 舞台写真
「ただいま・・・」
「・・・・」
「ただいまー・・・」
「・・・・」
「・・・ただいま・・・」
 舞台写真
「あら、いたの?」
「・・・いたよ」
「なによ、それ。」
「捨てそびれちゃって。」
「全く・・・・。」
 舞台写真
「なにから、どこまで、話せばいいのか。
 なかなか難しいです・・・・。」
ゴミ袋の口を開いて、話しはじめる有理。
「今日ね、俺ね、いろいろあってね」
饒舌に。楽しそうに。
「いろいろなんだ。
 なにから話し始めればいいんだろう。」
ゴミ袋の中には・・・・。
写真/石井崇詞     


  出演●
花田有理(何故か遅刻した男)・・・・・・・・・・・・・ 平家和典
   萌(有理の妻・不倫がささやかれている)・・・・・ ヨネクラカオリ

  神谷(有理の勤める会社の社長)・・・・・・・・・・ 飯野邦彦
  女川(神谷の秘書)・・・・・・・・・・・・・・・・ 勝目知里
 海江田(有理の直属の上司・主任・セクハラ王)・・・・ 久保田勇一(かわずおとし)

  山本(有理の同僚・情に厚い)・・・・・・・・・・・ 中山恒輔
  河口(有理の同僚・山本に頭が上がらない)・・・・・ 鶴岡誠(color child)
  雲間(有理の同僚・興味有ることだけに興味がある)・ 横岳由起子
  土井(有理の同僚・オリンピックに興味津々)・・・・ 雅憐(はぶ談戯)
  火野(有理の同僚・日陰と仲が悪い)・・・・・・・・ 田中智保
  日陰(有理の同僚・火野と仲が悪い)・・・・・・・・ 中川由美子

 掃除婦(掃除をしてさっさと帰りたい)・・・・・・・・ 伊藤昌子


    作・演出●飯野邦彦
      美術●ヨネクラカオリ
    舞台監督●上林英昭
      照明●jimmy
    音響効果●寺澤信
      衣裳●劇団阿佐ヶ谷南南京おはりこ小僧
      装置●劇団阿佐ヶ谷南南京おつかい小僧
      制作●田中智保
    制作協力●藤野和美(オフィス・REN)
      協力●蒲田演劇工場
      記録●石井崇詞

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